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北朝鮮から日本へ脱した女性が拷問の悲惨さと日本への感謝を語る

4日放送の「ヨソで言わんとい亭~ココだけの話が聞ける(秘)料亭~」(テレビ東京系)で、北朝鮮から逃れた女性が、壮絶な脱北体験を明かした。 番組は「北朝鮮の最新事情 大暴露SP!」と題して、2003年に北朝鮮から脱出し、日本で暮らす高政美(コウ・ジョンミ)さんが出演した。 高さんは、大阪生まれの在日朝鮮人だが、高さんが3歳だった1963年に、家族と共に北朝鮮に移住した。そして高さんが大学の講師を勤めていた1999年に、金銭トラブルに巻き込まれ、北朝鮮では最下層にあたる農村に追放されたという。 その屈辱から高さんは「死んでも骨を(北朝鮮に)埋めたくない」と思い、脱北を決意したのだとか。高さんは2001年、当時42歳のとき、中国国境付近の川を渡る脱北集団に参加。発見されれば殺されるため、毒薬のアンプルを襟の中に隠していたという。 なんとか中国に渡った高さんだったが、信頼していた在中朝鮮人に全財産を奪われてしまう。そこで、人身売買される寸前に逃亡し、中国・煙台で日韓米のNGO団体による脱北者輸送計画に参加した。 ところが、これが中国の警察に見つかってしまい、高さんは北朝鮮に強制送還されてしまう。北朝鮮の刑務所では拷問が待っており、高さんは「全世界の言葉を借りて、その拷問を受けたことを書こうとしても、表現できません」と、振り返った。 そんな高さんは、裏金を使って釈放されると2度目の脱北に成功し、中国で身を潜めた。そこで、日本のNGO団体と連絡を取ることができ、奇跡的に日本に渡ることができたという。 現在、日本で暮らす高さんは、日本人に感謝の気持ちを明かし「我々は、一生懸命がんばって生きて、本物の人間になった。幸せになった私たちが『北朝鮮をなんとかしないといけない』という、使命感がある」と涙ながらに語った。 この告白に、司会の名倉潤は「生身の声が1番響くね。生きた声ですね」「『人間になれました』っていうのが、すごい心に(響く)」と、切実に語った。