大麻やヘロインなど、依存症と中毒症状

覚醒剤の中毒症状
覚醒剤は中枢神経を刺激する薬物です。心拍・血圧の上昇、瞳孔の肥大など交感神経を興奮状態にさせます。さらに乱用を継続すると幻聴・幻視、強烈な不安感、を引き起し無差別な殺傷事件へと進展します。

幻視：実在しないものが見える状態
幻聴：聞こえるはずのない音や声が聞こえる状態

コカインの中毒症状
皮膚寄生虫妄想と呼ばれる特異な感覚に襲われます。読んで字のごとく自身の皮膚の下で虫が這っているような異様な妄想に苛まれます。また妊婦がコカインを常用すると胎児にも影響を与え心臓や腎臓に疾患を持ったり コカイン中毒を受け継いだ赤ちゃんが生まれたりします。

ヘロイン・モルヒネの中毒症状
ヘロイン・モルヒネなどはアヘンを原料とする不安を取り除く、中枢神経を抑制する効果のある医療現場で多く用いられている薬品ですが乱用を繰り返すと薬が切れた時の焦燥感、喪失感が強烈で、自死に向かう傾向が出ます。医師の指示を守って服用しないと 精神と肉体に依存性が出てしまいます。

大麻・マリファナの中毒症状
大麻吸引が常態化すると脈拍の上昇、目の充血、喉の渇き吐き気などの身体症状が現出します。また内面的に、知覚、聴覚、色覚の先鋭化や意味のない高揚感、幻覚・妄想・異常な行動などが現れます。 さらには気力の低下、無責任な言動、知能の低下、文章が書けなくなったり簡単な計算が出来なくなったりします。

有機溶剤の中毒症状
シンナー等の有機溶剤乱用は意識の低下、筋肉の衰え、視力の低下、さらには前頭葉が萎縮し物事の善悪が判断できない認知症のような症状になります。

ネットで違法薬物が簡単に手に入る時代です。未成年者を持つ親御さんは十分ご注意ください。